ススズキは25日、軽自動車『エブリイ』『キャリイ』『スクラム』3車種の後輪デファレンシャルに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2004年4月15日-2005年11月14日に製作された12万9766台。
手動変速機付車で、後輪デファレンシャルのピニオンシャフトの強度不足のため、過大な荷重がかかる走行を繰り返すとピニオンシャフトが折れ、異音の発生または走行不能となり、車輪がロックするおそれがある。
不具合発生件数は45件で、市場からの情報で発見した。人身事故が昨年5月と10月の計2件起きており、いずれも車輪が急にロックして車両がスピンし、横転したことで軽傷を負っている。