米国スズキは11月4日に開幕するSEMAショーに『SXForceコンセプト』を出品することを明らかにした。4輪と2輪を生産するスズキらしく、『SX4セダン』にバイクのエッセンスをふんだんに取り入れ、超大胆なコンセプトカーに仕上げた。まずは外観に注目してほしい。ドアミラーがバイクの細いステータイプに変更され、Aピラーの高い位置に取り付けられている。オレンジで縁取られたヘッドランプ、そこからフェンダーへ続く黒いラインは、バイクのカウルのような雰囲気だ。ボディサイドから顔を出したデュアルマフラーも、バイクを連想させる。米国スズキは「バイクの『GSX-R1000』をイメージして製作に取り組んだ」とコメントしている。圧巻なのがインテリア。「丸いステアリングホイールがない!!」と思ったら、グリップが付いたバイクのハンドルに交換されている。そして、後ろを振り返ると、今度はリアシートがない。そこにはRockford Fosgateの高性能オーディオが装着されている。巨大なウーハーがバイクの3連メーター風に埋め込まれているのも面白い。運転席もレザーにスウェードを組み合わせて、バイク風にアレンジされた。SXForceのモチーフになったスズキGSX-R1000は、同社の「GSX-Rシリーズ」のフラッグシップ。2005年のスーパーバイク世界選手権では常勝ドゥカティからタイトルを奪取。2007年の鈴鹿8耐では優勝と、レースでも輝かしい成績を残している。だから、SXForceも見せかけだけのコンセプトカーであるはずがない。エンジンは『SX4』の2.0リットル直4をベースに大容量ターボを追加。最大出力250psを発生する。サスペンションはTEIN製の車高調キットで固められ、18インチの足回りはトーヨー『T1-R』とエンケイの軽量アルミを組み合わせた。もちろん、ブレーキも強化されている。自動車業界全体が沈滞ムード1色に包まれている今こそ、こんなコンセプトカーが不景気風を吹き飛ばしてくれる。SEMAの会場では、多くの来場者を笑顔にさせてくれることだろう。
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