日産自動車は、10月から三洋電機が発売するポータブルナビゲーションに日産のカーナビゲーション向け情報配信サービス『カーウイングス』のサービス提供を開始すると発表した。自動車メーカーが運営するテレマティクスサービスを市販のナビゲーションに搭載するのは世界でも初めて。
具体的には、これまで自動車メーカーの純正ナビゲーションシステムのみに適用していたカーウイングスのサービスを、来月発売される三洋のポータブルナビゲーション『ゴリラ』の「NV-BD600DT」に提供する。
取り付け・取り外しが容易である簡易型ナビゲーションであるポータブルナビゲーション市場は成長しており、日産はサービスを提供することでカーウイングス利用者の拡大を見込んでいる。
また、利用者の拡大により、カーウイングスセンターに集約されるプローブ交通情報を高密度で収集できるため、純正ナビゲーションシステムを利用するユーザーも含めより多くの利用者に、より速く目的地に到着できるルートを高精度で提供できるようになるとしている。