気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年6月20日付
●「ダビング10」来月解禁、著昨権団体が譲歩(読売・1面)
●検証ねじれ国会、ガソリン税異例の攻防(読売・4面)
●三菱自、電気貨物車開発へ(読売・8面)
●建機もハイブリッド、コマツ、目指すは「プリウス」(朝日・10面)
●三井物産、ブラジルで教育支援(朝日・13面)
●ハンガリーに工場ダイムラー新設へ(朝日・13面)
●財務省、タクシー接待500人、停職含め処分へ(毎日・1面)
●三菱自、ディーゼル復活4年ぶり今秋投入(産経・11面)
●出光・三菱商事、非食料バイオ燃料量産、稲わら・雑草活用100億円投じ工場(日経・1面)
●オギハラ、 中国で車体成型タイ部品大手と合弁(日経・11面)
ひとくちコメント
出光興産と三菱商事がホンダなどが開発した稲わらや雑草を原料に使う生産技術を導入し、食料を原料としないバイオ燃料の量産に乗り出すという。きょうの日経が1面準トップで報じている。
それによると、本田技術研究所と地球環境産業技術研究機構からバイオエタノールの量産技術の供与を受け、原料を大量に安く調達できる北米か中国、東南アジアの穀倉地帯に一貫生産設備を建設する計画という。2011年にも日本などに出荷する。
温暖化ガス対策や原油高に伴うバイオ燃料の需要急増は世界的な食料価格上昇の一因とされており、非食料系燃料の量産が価格抑制のカギを握っている。ホンダは稲わらなどからバイオ燃料を取り出す画期的な新技術や稲作などの農業分野など、非自動車分野でも独創的な研究開発に取り組んでいるが、どちらかといえば“宝のもちぐされ”にもなっていた。