大型特殊自動車メーカー5社(コベルコクレーン、コベルコ建機、TCM、小松製作所、加藤製作所)は6日、ホイールクレーンなどの前面・側面ガラスに注意銘板等を貼付していたことが道路運送車両の保安基準に適合していないとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、1980年8月18日 - 2007年11月16日に製作されたホイールクレーン1万1172台、ショベルローダ6989台、クレーン用台車38台の計1万8199台。
全車両、銘板を剥がし、適合する位置に貼り直すか、内容を印刷した小冊子に変更する。
今年1月に同様のリコールを日立建機が届け出たことを受け、コベルコクレーンとコベルコ建機が自社車両を調査した結果、同様の事案が確認されたため、国土交通省に報告。国土交通省が日本産業車両協会を通じてメーカー各社に調査を指示していた。
不具合発生はなく、事故も起きていない。同省では、5社に対し早急に改善措置を講ずるよう指示するとともに、再発防止を指導した。