富士重工業は14日、軽自動車のスバル『サンバー』のエアコンプレッサに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2005年5月10日 - 2006年12月20日に製作された11万4232台。
エアコンプレッサ電磁クラッチ面の接触面積が小さく、余裕度が不足しているものがあるため、クラッチ部が異常発熱し、火災に至るおそれがある。全車両電磁クラッチを点検し、対象となる場合には対策品と交換する。対策品の準備に時間を要するため、暫定措置としてエアコンの使用を控える注意喚起を行う。
不具合発生件数は32件で、市場からの情報で発見した。火災事故が2件起きている。