F1第3戦バーレーンGP土曜日の予選でポールポジションを獲得したのは、なんとBMWザウバーのロバート・クビサ。自身にとっても、チームにとっても初めてとなる快挙を達成した。
フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が後続に並び幕を開けた決勝レース、スタートを制したのはマッサ。ハミルトンはスタートで大きく出遅れ10位まで後退する。
4番手スタートのキミ・ライコネンはラップ3でクビサを捉え、早々に1-2体制を築いたフェラーリ勢。レース中盤からはクビサを引き離し、優勝争いはこの2人に絞られる。
マッサは最後までミスのない戦いでトップを守りきり、悲願の今季初優勝。ライコネンが2位に入り、ポイントでもハミルトンを抜いてトップに立った。3位はクビサ、チームメイトのニック・ハイドフェルドが4位に入り、BMWザウバーも3-4フィニッシュ。5位にはマクラーレンのヘイキ・コバライネンが入った。
ハミルトンは序盤でアロンソに追突しウイングを失うなど、苦しいレース展開。終盤、中嶋一貴(ウィリアムズ)をオーバーテイクし、13位でレースを終えるのがやっとだった。
6位にはトヨタのヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロックは9位と惜しくも入賞を逃した。スーパーアグリはアンソニー・デビッドソン15位、佐藤琢磨16位と苦しい状況のなかでダブル完走。ホンダのルーベンス・バリチェロは11位フィニッシュ。ジェンソン・バトンはクルサードとの接触が響き、リタイアに終わっている。