富士重工業(スバル)の森郁夫社長は25日の年末会見の席上、2008年から欧州市場に投入する同社初のディーゼルエンジンについて「市場で機が熟せば2010年代前半に米国と日本にも導入する」と表明した。
同社のディーゼルは、ガソリンエンジンで培った水平対向方式を採用、森社長は「格段に静かなエンジンができた」と強調する。欧州ではまず主力モデルのスバル『レガシィ』に搭載し、順次、車種展開を図る計画。
森社長は日米の次期排ガス規制にも対応できるよう「引き続き技術開発を進める」計画を示した。同時にディーゼル市場の動向を見ながら、10年代の早い段階での日米への市場投入にも備えていく方針を明らかにした。