【東京モーターショー07】ゼンリンのサツキちゃん、萌え後退

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【東京モーターショー07】ゼンリンのサツキちゃん、萌え後退
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東京モーターショー、GIS(地理情報システム)大手のゼンリンブースでは、第2世代に進化した音声会話エージェント「SA・TSU・KI(さつき)」のデモンストレーションが人気を呼んでいる。

サツキ・メイ・リンは第39回東京モーターショー2005で初登場したキャラクター。前回は「これからどこへ行く?」「何を食べようか?」などと優しく問いかけてくれる萌え系キャラだった。が、「さすがに音声認識の精度やデータベースが膨大で、今の段階では非現実的」(ゼンリン関係者)であったことから、今回は萌え系の要素を大幅に後退させ、かわりに音声認識による店舗検索など、実用的な機能を充実させている。

たとえば、「幕張のマクドナルド」と音声入力すると、音声認識エンジンが「幕張」の「マクドナルド」と、地名、店舗などデータベース検索に使えるよう言葉を分解して認識、候補地を探してくれるのだ。

次世代の車内インターフェースを予見させるような先進性を感じさせるテクノロジーだが、せっかくなら「幕張のマクドナルドに行きたいのね。あたしもおなかすいちゃったなー」などと言ってほしかったのも確かだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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