三菱ふそう、高速カーゴ車を発表…新開発トランスミッションと新開発エンジンを搭載

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三菱ふそう、高速カーゴ車を発表…新開発トランスミッションと新開発エンジンを搭載
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三菱ふそうトラック・バスは、大型トラック『スーパーグレート』に、ダイムラー・トラック部門として開発した新型電子制御機械式自動トランスミッション「12段INOMAT-II」と新開発の「ハイトルクエンジン」を搭載した新型スーパーグレート「ハイウェイカーゴ」を2008年1月15日から発売すると発表した。

新型車は、10月26日から幕張メッセで開催される第40回東京モーターショー2007に出品する。

新型車は高速主体のカーゴ車として、新型12段INOMAT-IIと新型ハイトルク型エンジンを搭載した。
さらに、低ファイナルギアなど専用コンポーネントの搭載で、高速道路での燃費を約5%向上した。

また、2015年度重量車燃費基準(BKG-)を達成する高い高速燃費を実現するとともに、2005年度新長期排出ガス規制からNOx、PMともに10%低減を達成し、低排出ガス認定車を取得した。

新開発電子制御機械式自動トランスミッション12段INOMAT-IIは、メルセデスベンツトラック用に開発した12段トランスミッションをベースに、ダイムラー・トラック部門として日本市場向けに変更を加え、独自のトランスミッション自動化システム「INOMAT-II」と統合した。トランスミッション本体は、ノンシンクロ化と遊星歯車レンジ方式の採用により、コンパクトで軽量なユニットとなっている。

トランスミッション自動化システムINOMAT-IIを組み合わせることで、クラッチ操作から解放され、積荷や勾配に応じて適切な発進ギヤ段が自動で選択されるため、ドライバーの疲労を軽減するほか、発進性に配慮したSNOWモードやECOモード機能も搭載した。

新開発ハイトルクエンジンは、尿素SCRシステムを搭載した新型6M70(T8)直列6気筒インタークーラー付きディーゼルターボエンジンで、ターボチャージャーの過給圧アップ、燃料噴射系の最適チューニングなどにより、ベースエンジンに対して、最大トルクを20%増加した2160Nm/1100rpmを発揮する。

ハイウェイカーゴには、キャブ高が標準フルキャブよりも190mm高い「スーパーフルキャブ」を採用した。これにより、運転時の視認性が向上するため、高速長距離走行の疲労軽減に役立つ。

ハイウェイカーゴの販売目標は年間800台。

価格は1712万6000円。

《レスポンス編集部》

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