フェルナンド・アロンソ、ルイス・ハミルトンがフロントロウに並び、マクラーレンの優勢で幕を開けたイタリアGP決勝(9日)。スタートで決めたマクラーレン勢をフェリペ・マッサ、キミ・ライコネンのフェラーリ勢が追う超高速サーキットでの展開となった。
2ラップ目、レッドブルのデイビッド・クルサードがクラッシュし、セーフティーカーが導入される。レース再開直後、3位のマッサにトラブルが発生し、わずか10周で、無念のリタイア。代わりに3位になったライコネンは1ストップで勝負に出る。
しかし、ライコネンは2度目のピットアウトをしたハミルトンを抑えたものの、直後に追い抜かれる。結局、アロンソは盤石の走りでポール・トゥ・ウィン。ハミルトンが2位と、マクラーレンが敵地イタリアで1-2フィニッシュを達成した。
この結果、アロンソとハミルトンの差は3に縮まった。ライコネンは3位に終わり、BMW勢が4、5位でフィニッシュ。
ホンダのジェンソン・バトンが8位に入り、フランスGP以来となる今季2度目の入賞を果たした。ルーベンス・バリケロも10位完走。トヨタ勢はヤーノ・トゥルーリ11位、ラルフ・シューマッハは15位に終わった。スーパーアグリはアンソニー・デビッドソン14位、佐藤琢磨16位とダブル完走。スパイカーの山本左近も20位で完走している。