【2007 F1日本GP 開幕目前】ハミルトン旋風はいかに? 富士入賞狙うトヨタ/ホンダ

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超新星ルイス・ハミルトンの活躍に沸く、2007年のF1グランプリシーン。全17戦のカレンダーも、すでに11戦を消化した。

なにしろ、今年のF1の中心軸はハミルトンだ。名門マクラーレン・メルセデスが育てた秘蔵っ子ルーキーは、デビューから9戦連続表彰台(そのうち2勝)の快挙。第10戦ヨーロッパGPでこそ、マシントラブルに起因する予選時のクラッシュなどがあって、F1で初めて表彰台およびポイント獲得を逃す結果に終わったが、続くハンガリーGPではチーム内に漂うキナ臭い確執の雰囲気やフェラーリとのスパイ疑惑騒動の余波などを気にもせず、見事に3勝目を挙げて見せた。「ブリヂストンのワンメイクとなった今年のタイヤに、もっとも早く適合できたのがこの新人」などの讃辞もやまない。ハミルトン旋風だ。

では、今季の本命と目されていた先輩ドライバーたちはどうしたのか? そう、ミハエル・シューマッハ引退後の覇権を競うと見られたトップ2、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)とキミ・ライコネン(フェラーリ)である。

ともに今季はチームを移籍したわけだが、マシンへの慣れの問題なども解決したようで、新人チームメイトに話題とポイントの両面で先行されていた05〜06年王者アロンソが、ヨーロッパGPではフェリペ・マッサ(フェラーリ、今季2勝)を終盤の肉弾戦の末に逆転、今季3勝目を得た。しかし、アロンソは次のハンガリーでチーム内のゴタゴタ(新人が速すぎるがゆえに、さまざまなゴタゴタが生じているのだが)に巻き込まれて失速、盛り上がりかけたハミルトン追撃ムードに水を差されてしまった。いっぽうのライコネンも、第8〜9戦を連勝(開幕戦含め今季3勝)して久々に存在感を発揮したものの、ハンガリーではハミルトンを捉えきれず2位敗退。なかなか追い上げの機運が高まってこない。

ハミルトン逃げ切りか、アロンソ逆転か、はたまたフェラーリ勢のどちらかが大逆転か? とにかく、マクラーレンとフェラーリの4人のドライバーによるチャンピオン争いは、今後いっそう、激しさの度を増してくる。

日系チームに目を向けてみよう。斬新すぎるマシン開発の方向性が裏目に出て苦戦中のホンダだが、今季中の巻き返しはあるのか。2年目のスーパーアグリ・ホンダは佐藤琢磨が6位と8位で2度も入賞するなど、前半戦は絶好調。だが、ここにきて他チームの戦力が向上したこともあって失速気味だ。再度の飛躍に期待がかかる。そして、確実にポイントを獲得してきたトヨタは、中盤戦から予選での上位進出が目立つようになってきた。最近は2台そろっての最終予選(トップ10圏内)進出が珍しくない状態。地元コース・富士スピードウェイでの日本GP(第15戦)に向けて、まちがいなく上げ潮ムードだ。

30年ぶりの富士開催となる日本GPを含む終盤6戦。その幕は、8月26日決勝のトルコGPで切って落とされる。

■2007 FIA F1世界選手権フジテレビジョン日本GP専用チケットサイト
http://fswf1.jtb.co.jp/

《遠藤俊幸》

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