【D視点】アウディ TT、攻守に活躍

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 役目が終わったウルトラモダンな初代

1998年にデビューした初代TTクーペは、玉石のような滑らかなボディ表面をキャンバスに見立てて、フッド、ドア、トランクそしてランプ類などを大胆な幾何学ラインで描いたウルトラモダンなエクステリアデザインが特徴だ。

そのデザインは、放物線やワイド&ローなどスピードをデザインテーマとした伝統的なクルマからみるとクルマらしくないが、ボディに比して極小のキャビンや大口径のホイールは、玩具の『チョロQ』のような走りの楽しさを予感させる。インテリアも然りで、極小のコクピットにはめこまれたドライバーは、計器類に囲まれた戦闘機を操縦するような雰囲気に浸れるので、他車では味わえない緊張感を体験できる。

これまでのクルマの常識を逸脱したような初代TTクーペのデザインは、強い個性で注目を集めると同時に、新鮮な魅力でアウディをプレミアムカーメーカーに押し上げるきっかけともなった。しかし、アウディがプレミアムカーメーカーとしての地位を築いた現在、新鮮さも薄れた初代TTクーペの狭さや、質感の低さが目立ちはじめており、かえってアウディのプレミアムイメージの妨げとなりつつあることも事実だ。

《松井孝晏》

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