【D視点】アウディ TT、攻守に活躍

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 豊満なお嬢さんに成長

新型アウディ『TTクーペ』が2006年9月21日、一般公開前の国立新美術館(東京)で発表され、新型車のフレッシュさに花を添えた。新型TTクーペは、ウルトラモダンな建物を背景にしても、そのモダンさでは決して引けをとらない。

遠目には初代TTクーペと同じように見える新型だが、近づくとグラマラスなアピアランスに圧倒される。確かに、全長4180mm×全幅1840mm×全高1390mmと先代より一回り大きくはなっているが、それよりも最近のアウディデザインに見られる陰影のある面や曲率変化の強い線の採用が、マッシブなリッチさに貢献している。

加えて、アウディの顔として見慣れた「シングルフレーム」と称する大口グリルが顔面にはめ込まれたのも押し出しの強さに一役買っている。生硬な生娘のような雰囲気でデビューしたTTも8年の歳月を経たのだから、豊満なお嬢さんに成長したのもよしとすべきかもしれない。

アルミとスチール併用による新しいアウディ・スペース・フレームのコンセプトにより、ボディをサイズアップしたにもかかわらず初代TTクーペに近い車両重量に抑えている。また、磁気流体を用いたサスペンションや電動リアスポイラーを採用するなど、アウディのお家芸である走りのスパイスも適度に効かしてある。

しかし、好い事尽くめだけではない。強烈な個性でライバル不在とまで言われた初代TTクーペに対して、スタイリングとパッケージングの不満点の修正に止めた新型TTクーペは、手ごわい競合車がひしめくマーケットへ突入することにもなったのだ。

《松井孝晏》

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