【D視点】日産 スカイライン…変わるから変わらないに変わる

自動車 ニューモデル 新型車
【D視点】日産 スカイライン…変わるから変わらないに変わる
  • 【D視点】日産 スカイライン…変わるから変わらないに変わる
  • 【D視点】日産 スカイライン…変わるから変わらないに変わる
  • 【D視点】日産 スカイライン…変わるから変わらないに変わる
  • 【D視点】日産 スカイライン…変わるから変わらないに変わる
  • 【D視点】日産 スカイライン…変わるから変わらないに変わる
  • 【D視点】日産 スカイライン…変わるから変わらないに変わる
  • 【D視点】日産 スカイライン…変わるから変わらないに変わる
  • 【D視点】日産 スカイライン…変わるから変わらないに変わる
4
 伝統ゆえに期待度も高い

もっとも、スカイラインが日産にとって最重要機種であることを考えると、エクステリアデザインで少し不満な点がある。それはリアホイールアーチのブリスター処理である。

フロントホイールアーチにはこれほどの膨らみは無いため、ホットロッドを連想させる唐突さが感じられる。もう一つ重要なのが、膨らみ始める起点をぼかした造形にしたため、ホイールセンター付近の高さに走るハイライトや映り込みが神経質なS字を描き、煩雑なのである。

フロントにも膨らみを作って前後でバランスを取るか、リアドアの出っ張り方の面造形を、もう少しチューニングしたら良かったと思う。

また、『フーガ』との差別化といった視点から、もう少しパワフルなスタイリンの演出があっても良かったように思う。かつてポルシェが『911』を「930ターボ」に変身させたょぅな例もあるわけで、Cdとの兼ね合いを見計らいながら、あくまで上品にという条件付きで、エンシュージァストの血が騒ぐデザインサービスをして欲しかった。

たとえば、フロントグリルをステンレスメッシュにするだけでも、スポーティネスが強調され、同時にフーガとの差別化が明確になると思うのだが。

インテリアでも気になった点がある。本革仕様のシートは座面の硬さが適切で上質感に富んでいたが、ファブリックとのコンビネーション仕様は、本革よりファブリックのほうが伸縮性があるため、体重によって尾てい骨部分が柔らかく沈んでしまう。そのため、太ももを支えるあたりのウレタン硬度が相対的に硬く感じられた。

《荒川健》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集