【D視点】日産 スカイライン…変わるから変わらないに変わる

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【D視点】日産 スカイライン…変わるから変わらないに変わる
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 変わらないこともシフトの選択肢

スカイラインの開発において、今回の12代目まで一貫して守られてきたことがある。それはどの時代のスカイラインを観ても、インパクトの在る造形にこだわるが、その時代の最先端デザインには決してチャレンジしていないのである。あくまでニッポンの顧客の嗜好性を考慮してきたのだ。

だが、先代の11代目である「V35」はちょっとモダンに振りすぎた。12代目には、その反省がきちんと盛り込まれたのである。そして、21世紀の成熟したクルマ文化から復活した「クラッシー」なカテゴリーに、一石を投じることになった。スカイラインの進むべき道はここしか無かったように思う。

そして、今回のモデルチェンジのように、変わらないことを見極めることも、日産のコミットメント達成には欠かせない重要な変革ではないだろうか。

D視点:デザインの視点
筆者:荒川健(あらかわ・けん)---1949年生まれ、多摩美大卒。三菱自動車で『MT90X』、マツダでユーノス『プレッソ』や同『500』のチーフデザイナーを歴任。1995年独立し、デザインフォースアソシエイションを主宰。大手自動車メーカーのモーターショー出品コンセプトカー、韓国、中国メーカーの量産車デザインを手掛ける。現在パソコンテレビGyaOの『久米宏のCAR TOUCH!!』にデザインの指南役として出演中。

《荒川健》

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