【レクサス LS 海外リポート】メルセデス コンプレックスとは決別…河村康彦

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【レクサス LS  海外リポート】メルセデス コンプレックスとは決別…河村康彦
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「予想外の販売不振」が伝えられる日本でのレクサス。しかしこの秋以降、そう報じてきた各メディア上には、一転して「目標を大幅に上回る受注台数」なる文字が並ぶことだろう。そう断言をできる根拠は、いよいよこの9月に新型『LS』がリリースをされるからにほかならない。

『セルシオ』を名乗ってきたこれまでは、巨大トヨタの頂点に立つフラッグシップモデル。が、今度は日本きってのプレミアムブランドであるレクサスの頂に構えることになるこのモデルは、名実ともにレクサスチャンネル随一のイメージリーダーも約束された一台。

そう、いうなればこれまで一年間におよぶ日本のレクサスブランドというのは、じつは「主役を欠いた状態」で運営されてきたにも等しかったのだ。

「新型LSのデビューと同時タイミングでブランドそのものを立ち上げれば、セールスを含めたプロモーションに対するリソースはすべてLSへと集中し、お客様の目もLSのみに引き寄せられてしまうのは必至の状況。それゆえに、いつかは立ち上げる必要のあった日本でのレクサスブランドは、敢えて新型LS登場の1年前というタイミングでスタートさせることを決断した」というのが、レクサスプロジェクトのすべてを統括する担当センター長から直接筆者が耳にしたコメントであるもの。

だから、そんな状況のなかで“販売不振”を報道されるのは、プロジェクトの関係者はきっと内心憤懣やるかたなかっただろう。

まるで我々の期待を煽るかのように、世界のさまざまなモーターショーなどでわずかずつであるが、その内容を明らかにしてきた新型LS。そして今、全貌が明らかにされたそのルックスは、ご覧のようにこれまで3代を数えるLS=歴代セルシオのそれからは大きく飛躍を遂げた印象の強いものだ。

逆台形をモチーフとしたグリルをはじめ新型LSのフロントマスクには、歴代モデルとのつながりをイメージさせる明確なアイデンティティを感じさせられる。が、豊かな張りと強い陰影が表現されたそのボディデザインが放つ存在感の強さは、例えばメルセデスベンツ『Sクラス』やBMW『7シリーズ』といった想定ライバルたちに並べてみても、見劣りをしないどころかむしろ上回るものであると筆者の目には映った。

何よりも、今度のLSのスタイリングで高く評価をしたいのは、それが「ほかの誰にも似ていない、オリジナリティの高さをアピールするもの」という点だ。ハッキリといってしまえば、これまでの歴代モデルのスタイリングには、「いつかはこのクルマを超えてやりたい…」という“メルセデス・コンプレックス”ともいえそうな雰囲気が漂っていた。

しかし、新型ではそんなスタンスとはスッキリと決別。まずはそんなところに好感を抱ける新型なのである。(つづく)
《河村康彦》

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