【デザインインタビュー】スズキの軽はこれから…キャラが立つ

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−−他社ではグリル形状を統一したりしてブランド感を打ち出していますが、「違いを出せて良かった」ということは、そういうブランド戦略とは違いますね。

結城康和(スズキ商品第二カーライン、チーフデザイナー):はい。違います。ブランドイメージのデザイン表現では、各社いろいろトライしています。その中でフルラインナップで大小の縦方向に車種を持たれている会社では、グリルなどの『ファミリーフェイス』や『ファミリーグラフィックス』を、大から小まで統一してブランドを表現されてますね。

いっぽうスズキは、とくに国内では、スモールカーで横方向に展開する車種構成です。とくに私が担当している軽自動車では、同じサイズの中で商品が何種類もあります。例えば『ワゴンR』と『ラパン』が同じ顔をしていても仕方ないわけです。

今回のコンセプトカーで言いますと、『LC』を見て「かわいい!」「好き」とおっしゃる方は、『P.X』や『イオニス』には興味がないかもしれない。逆に、レトロは嫌いという方は、イオニスやP.Xに興味を示される。

同じスズキの小さいクルマの中でいろいろ違った個性がある。お客さんから見てこっちは嫌いだけどこっちは好き、でも結局どれかを選んでもらえるというのが、スズキのような商品構成では重要です。今後も、特に軽自動車では、「クルマごとにキャラが立っている」というデザインの打ち出し方を、より明快に、よりわかりやすくしていきたい。

【1/4】スズキの軽はこれから…どうなる?
【2/4】スズキの軽はこれから…キャラが立つ
【3/4】スズキの軽はこれから…土台が味になる
【4/4】スズキの軽はこれから…描き分け 作り分け

《松本明彦》

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