三菱ふそうトラック・バスは、大型トラックのVロッドの不具合が発覚しながらリコールの届け出が遅れたことに関して国土交通省に報告書を提出した。
記者会見したヴィルフリート・ポート社長は「道路運行の安全を最優先に推進する意識が不十分だった」と陳謝した。同社では、リコールの届け出が遅れたことに関して、原因が特定できない中で、市場措置を行えば混乱すると判断したとしている。
国土交通省は報告書の内容を精査した上で、指導・処分などを行う。
ポート社長は27日に同社の社長を退任、ダイムラークライスラーに帰任するものの、7月末まで三菱ふそうにとどまり、リコール不正問題の解決に当たる予定だ。