【D視点】オペル アストラ …デザインの挑戦、マーケティングの不気味

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★オペルに福を呼び込む獅子頭

従来型とは一変して、押し出しの強い新型アストラのデザインは、新型アストラがオペルのプレミアム路線を構築するためのトップランナーであることを宣言しているのだ。

日本ではあまり知られてないオペル・アストラも、欧州ではフォルクスワーゲン・ゴルフとシェアトップを争うポピュラーなブランドだ。

これまでのアストラはオペルの一員らしく、硬質な線と面からなる端正な水平基調のフォルムで、控えめな良さがデザインの特徴となっていた。しかしヨーロッパの競合車が個性的なプレミアム路線を進むなか、オペルも同じ路線を選んだ。

メッキを多用した豪華さもそうだが、硬質な線と面による彫りの深い立体的なデザインは、流行のオーガニックでスムーズな面を用いるデザインとは一味違い、独自性を主張している。

しかし新型アストラの最大の特徴は、“面構え”にある。このクラスでは飛び切りに大きく、日本の獅子頭に似て堂々としている。昔の絵では、顔の大きさがその人の偉さを象徴していることがあるが、アストラも他のクルマより勝れているということか。

日本で獅子頭は、魔よけ、厄除けや節句などの祝い事に欠かせない。紀元前のエジプトにも獅子頭神像があり、中国でも正月の主役として民衆を楽しませているように、獅子頭は世界で愛されている。そんなめでたい新型アストラの顔は、ユーザーの厄除けにとどまらず、オペルにも福をもたらすことが期待される。

★ポスト空力デザイン
★オペルに福を呼び込む獅子頭
★ゴリ押しか? GMオペルの奇妙なブランド戦略

《松井孝晏》

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