2004シーズン第2戦マレーシアGP決勝は、開幕戦に続きまたもやフェラーリのミハエル・シューマッハの完全勝利。
燃料積載量を軽くする作戦が見事に当たり2戦連続でポールポジションを獲得したシューマッハ。スタートを制すとレースを完全に支配し、他を圧倒。灼熱のセパンはミシュラン有利とする予想を覆し、見事2連勝を飾った。
2位にはウィリアムズのフアン・モントーヤ。3位には参戦68戦目で念願の表彰台を達成したB・A・R・ホンダのジェンソン・バトンが入った。
一方、予選ノータイムとなり最後尾スタートとなった佐藤琢磨。途中スピンする場面も見られたが、粘りの走りで順位を上げ終盤入賞圏内の8位を走行するもエンジントラブルでストップ。15位完走扱いとなった。
クリスチアーノ・ダマッタ9位、オリビエ・パニス12位と2戦連続ダブル完走を果たしたトヨタ勢だが、ピットでの混乱や速度違反ペナルティが響き、ポイント獲得はならなかった。