海外投資家が売り越しとなったことを嫌気し、全体相場は3日続落。前日のNY市場で円相場が2000年9月以来の円高水準となったことを受け、自動車株は総じて軟調。
日産自動車が前日比14円安の1159円と3日続落し、ホンダは50円安の4430円と5日続落。円高ドル安の進行を背景に、今期業績の悪化を懸念する声が強まっている。三菱自動車が下げ、日野自動車工業、日産ディーゼル工業もさえない。ダイハツ工業は03年4月〜12月期の業績を発表したが、連結最終損益53億円は予想の範囲内。特に材料視されず、株価は14円安の496円と下げた。
一方、トヨタ自動車は販売好調を評価した買いが入り、40円高の3590円と3日ぶりに反発。スズキは8円高で5日続伸となった。