気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年11月21日付
●近藤新総裁「採算無視して高速造らない」(読売・2面)
●米誌カー・オブ・ザ・イヤー、新型プリウスを選定(読売・10面)
●「排ガス」特需、海外販売も好調、自動車11社が増収、9月中間(読売・10面)
●企業9月中間決算ピーク、業績「ITバブル並み」トヨタ系列売上高最高(朝日・2面)
●三菱・ホンダ不具合でリコール(朝日・37面)
●自動車盗難最悪ペース、神奈川、埼玉、千葉で目立つ(毎日・12面)
●トラック4社、営業利益過去最高、いすゞ夏に続き“別封”(産経・10面)
●日産、サイアムと交渉再開、タイ合弁事業、出資比率引き上げ(産経・10面)
●「TOYOTA」の文字なし、来春から新「ネッツ店」で、ブランド浸透狙う(日経・13面)
ひとくちコメント
米国の自動車専門月刊誌『モーター・トレンド』が「2004年カー・オブ・ザ・イヤー」にトヨタ自動車のハイブリッド乗用車、新型『プリウス』を選定した。きょう読売などがAP通信などが配信したのを受けて報じている。
記事によると、同誌は、来年1月1日までに発売される新型の高級車からハイブリッド車、ミニバンまで26種の乗用車をテスト走行し、異なる時間帯や地形での走行性能や車内の部品など細部も採点対象とした結果、新型プリウスが優れた燃費に加え、性能がよく、心地よく走る楽しみも得られるなどと最高の評価を受けたという。
日本でもモータージャーナリストなどの集団が選んだ2つのカー・オブ・ザ・イヤーが発表され、スバル『レガシィ』とマツダの『RX-8』をそれぞれ選定したが、今回の米国自動車専門誌に比べると、読売などの記事の掲載は控え目で、選定基準など賞に対する“権威の差”を感じさせる。