一昨年『Bキング』で反響を呼んだスズキは、今回も『Gストライダー』で注目を集めている。ブース全体のテーマは「パワー・トゥ・ザ・フューチャー」であり、それをストレートに体現したコンセプトモデルがGストライダーだ。
「空想が現実化したかのような近未来的スタイリング」と表現されたGストライダーは、スクーターのように足を前に出した運転姿勢となる。無重力状態で人間が自然にとる姿勢に近づけることで、身体への負担を軽減させているという。
30歳台以上のSFファン、アニメファンならば理屈ぬきに「カッコイイ!」と叫びそうなデザインは、若者と熟年層に2分されている大型スクーターの市場をさらに拡大することができそうだ。
Gストライダーは走行できないモックアップで、あくまで「現在の価値観での近未来的格好よさ」を提示したコンセプトモデルだが、会場では「いますぐ欲しい!」という来場者の声も聴かれた。スズキの英断に期待したい。