大都市を中心に流行中のビッグスクーター。そんなビッグスクーターのイメージを4輪で再現し、「2輪の楽しさ」と「4輪の実用性」を融合させた2人乗りの都市型コミューター『Sライド』だ。
特徴は、前後に座るタンデムスタイルのシート。変わったレイアウトを採用した理由については、「ボディの幅を狭め、全面投影面積を少なくしたり、街中での扱いやすさを向上する狙いもある」(デザインセクション仲田公彦係長)とのことだ。
車体は、2輪の技術を生かしたアルミ製のフレームに、軽自動車枠の658ccエンジンをミッドシップに搭載。そこに樹脂製のボディをかぶせている。つまり、コンセプトだけでなく車体の構造に関しても「2輪と4輪の融合」が図られているのである。
また、仲間と最先端スポットを楽しむ若者のために、車内にコミニュケーションツールを搭載し、モニター上で仲間の場所を確認し、会話を楽しんだり、リアルタイムで街の情報を入手することもできる。
「普通の4輪のように横に並んで座るのとも違うし、キャノピーの中なのでビッグスクーターとも違うし、独特の車内雰囲気がいいんですよ。ショー会場では、ぜひ、間近で確認して欲しいですね」(仲田氏)というから、ショー実際にチェックしたいところだ。