ミナルディの撤退というハプニングで幕を開けたスペインGP決勝。フェラーリのルーベンス・バリケロがフォーメーションラップでスタート出来ず最後尾スタートとなったほか、キミ・ライコネン(マクラーレン)やジャンカルロ・フィジケラ(ジョーダン・ホンダ)などが相次いでリタイヤするなど序盤はあわただしい展開となった。
レースのほうはポールからスタートしたミハエル・シューマッハ(フェラーリ)がどんどん後続を引き離し、最初から最後までリードを守りきる完全勝利。2番グリッドだった弟ラルフ(ウィリアムズ)はオーバーランでフロントウィングを破損し一気に後退。結局2位にはラルフのチームメイトのファン・モントーヤが、3位にはマクラーレンのデイビッド・クルサードが入った。
佐藤琢磨(ジョーダン・ホンダ)はスタートで大幅に順位を上げ、好調な走りを見せていたが、11ラップ目でコースアウトしリタイヤに終わった。ホンダ勢ではジャック・ビルヌーブ(BARホンダ)の7位フィニッシュが最高。トヨタは8位にミカ・サロ、9位にアラン・マクニッシュが入り今季2度目の2台完走を果たしている。