米IBMの1−3月期業績の下方修正から企業業績の不透明感が強まり、全体相場は反落。金融庁の特別検査の結果で不安心理は後退したが、模様眺め気分が支配的だった。円相場は弱含みになったものの、物色のホコ先が出遅れ銘柄に移ったため自動車株は全面安。
三菱自動車工業が、前日比27円安の385円と5日ぶりに反落。前日までの急騰劇の後だけに、利益確定の売りが相次ぎ再度400円を割り込んだ。日産自動車も利益確定の売りに押され、37円安の881円と900円台割れ。マツダも7円安の340円と下げ、富士重工業も反落した。
トヨタ自動車は「2004年にもインドで自動車用変速機を生産開始」と報じられたが、株価は50円安の3600円と無反応。ホンダも80円安の5300円と続落した。こうした中、日産ディーゼル工業だけが5円高の117円と値を上げた。