F1グランプリ第7戦、伝統のモナコGPは「モナコ・マイスター」ミハエル・シューマッハが見事にモナコ5勝目を飾った。
前日の予選でポールポジションを獲得したのはデイビッド・クルサード。しかしフォーメーションラップでスタートできず、屈辱の最後尾スタートとなった。スタートを制したシューマッハが完璧なレース展開で今季4勝目を飾った。2位にはルーベンス・バリケロが入り、3位にはエディ・アーバインが入り、ジャガーに嬉しい初表彰台をもたらした。
全体的には上がる路面温度に多くのマシンにトラブルが発生、完走10台のサバイバルレースとなった。スタートで2位に上がったミカ・ハッキネンは13周目でトラブルによりリタイア。ジョーダン・ホンダの2台、BARホンダのオリビエ・パニスもリタイアに終わった。
ジャック・ビルヌーブは粘りの走りで4位入賞。諦めずに攻めつづけたクルサードも5位に入った。6位には昨シーズン0ポイントに終わったプロストのジャン・アレジが入り、チームに久々のポイントをプレゼントしている。