2000年CARTシリーズもいよいよ後半戦となる、第11戦「Michigan 500」が、ミシガン州ブルックリンのミシガン・スピードウェイにおいて開催された。快晴となった決勝は7月23日午後1時50分にグリーンフラッグ。5万5000人の観衆に見守れらながら今シーズン初めての500マイル(約800km)レースがスタートした。オープニングラップから激しく順位が入れ替わり、52回ものトップ交代という展開となった。終盤に近づきエリオ・カストロネベスがトップ争いを展開、ポール・トレイシーも2位まで挽回して、ホンダ・ターボV8勢の1-2体制が形成され、このまま独走かと思われた。ところが222周目のイエローコーションでピットに入り、タイヤ交換をしたのが裏目に出て、若干のアンダーステア傾向に陥ってしまう。これでトップグループのペースで走ることが難しくなってしまった。混戦を制したのはフアン・モントーヤ(トヨタ)だった。今回が初めての500マイルレースとなる中野信治は19番手からスタート、104周目にトラブルが発生しリタイヤに終わった。「スタートしたときはセッティングが合ってないようで、ピットストップした時にダウンフォースをもっと得られるようにセッティングを変えた。これでかなり良くなり、さあこれからという時にリアアクスルが壊れてしまった」●レースリザルト1:フアン・モントーヤ(トヨタ)2:マイケル・アンドレッティ(フォード・コスワース)3:ダリオ・フランキッティ(ホンダ)4:パトリック・カーペンティア(フォード・コスワース)5:エリオ・カストロネベス(ホンダ)6:エイドリアン・フェルナンデス(フォード・コスワース)●ドライバーズ・ポイントランキング1:マイケル・アンドレッティ 1042:ロベルト・モレノ 903:ポール・トレイシー 804:ジル・ドフェラン 755:フアン・モントーヤ 746:エイドリアン・フェルナンデス 69●マニュファクチャラーズ・ポイントランキング1:フォード・コスワース 1942:ホンダ 1693:トヨタ 1654:メルセデス・ベンツ 46