長所短所を語る前に、「これに乗ってる私って、すっごくカッコいい」の気分が先に来る。チビっ子のくせに存在感は強烈だ。
プジョーのイメージリーダーというだけあって、ちょっとウキウキさせてくれるクルマだ。
シートバックが垂直に近いなど“フル4シーター”を名乗るには後席スペースが少々タイトに過ぎる感はあるが、それでも「4人が乗れるオープンカー」は貴重な存在。
日本のスモールカーはどこか“女/子供”に媚びたように受け取れるデザインのモデルが多いが、このクルマのルックスはキリッと男性的。
新型VW『ゴルフ』海外試乗会、お次は1.6リットルのこれまたガソリン直噴FSiモデル。最高出力115psと2.0リットル仕様に比べればモノ足りないが、充分に速い。なんせアウトバーンではずーっと150km/h以上で走ってましたから。まわりの方々に「もっとゆっくり!」といわれながらも……。
VW『ゴルフV』海外試乗会でまず乗ったのは、豪華仕様の2.0リットルFSiモデル。エンジンはアウディ『A3』にすでに搭載されている、VWグループ自慢の新型で、150psのガソリン直噴2.0リットル直4。
いやー、すっかり堪能してきました。スイスでVW(フォルクスワーゲン)の5代目『ゴルフ』に。ヨーロッパでは「爆発的ヒット」とは今ひとついかない新型だけど、それは単純に、大型化し高級化したのが受け入れられなかったから、ではないようだ。
日本初登場の2.5リッターターボエンジンをはじめ、与えられたアイテムを見るとスポーツカー並みでSUVとは思えないスペックが凝縮されていて、よりオンロード指向になったSTi仕様。
輸入車モデルが少ないコンパクトミニバンだけに注目度も高い。デザインはきわめてシンプルだがクオリティは高く、仕上げの美しさが光る。
広告でもロイヤルよりアスリートを前面に出しているところから、スポーティイメージを向上させ、ユーザー層を若返らせたいのは明らか。
デザインと味が完全に変わった新型は、今までのユーザー層よりも、グーンと若くなった。月販売台数の1万台を誇る大ヒットになったのもうなずける。
トゥーランは、いかにもドイツ車らしい味だ。外観のラインはすっきりして無駄がない。カテゴリーとしてミニミニバンには入るが、日本のライバルより若干幅が広め。
よくぞ、スバルは作ってくれた。ついに2.5リッターのターボが日本に上陸。そのうえ、6速MTを搭載し、ブレンボブレーキと18インチのタイヤを履くこのクルマは、フォレスターのボディを被せたインプレッサとしかいいようがない。
三菱、よくやった!何で今までビルシュタインのダンパーを採用しなかったのか? 高速コーナーでサスが一度だけリバウンドしてそのまま収まるという姿勢は、今までとエラく違う。
硬めで背筋がピンと伸びるシート、立って座らせられるポジション、全長わずか約4.4mなのに、大人7人と荷物がそこそこ乗るパッケージングは「これぞゴルフ」。