【トヨタ ランドクルーザープラド 試乗】円熟を増した走りと上質感…島崎七生人

試乗記 国産車
トヨタランドクルーザープラド
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V8を積むフラッグシップの『ランドクルーザー』に、今や勝るとも劣らない。そんな“クルマっぷり”なのが、この『ランドクルーザープラド』だ。

マイナーチェンジで顔回りを化粧直しし、力強さが増した。斜めに短く配列されたLEDランプは今風のあしらい。前後フェンダーの膨らみは『ランドクルーザー』にも共通するデザイン要素だが、ボディ全体は基本的にスッキリとしている。

室内はトヨタの上級車クオリティで仕上げられ、質感は申し分ない。新装備のマルチインフォメーションディスプレイも有効だが、56万8050円のオプションながら「マルチテレインモニター」は、クルマの周囲6エリアを各々のカメラで視認でき、オフロードだけでなく、日常でも安心・便利に活用できそうだ。「センタークラスターモジュールスイッチ」も、パネル面のデザインがシンプルで使いやすい、本格オフローダーらしい装備だ。

横開きのバックドアは車高のある車種ではありがたい配慮。サードシートは未使用時には畳んでおけば、広いラゲッジスペースが活用できる。

試乗車は「TZ-G」で、V6の4リットル(276ps/38.8kgfm)+5速ATを搭載。リア電子制御エアサスペンションも標準する。その走りは、よりなめらかさに磨きがかけられた。今回はオンロードを試乗したが、どれか1輪が不用意に暴れるような素振りはもちろん一切なく、まるで上級サルーンのようなしっとりとした乗り味が味わえた。パワーフィールも、乗り味に見合った上品さで円熟味を増したと感じた。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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