
【池原照雄の単眼複眼】最高益続出で相次ぐ中期計画の前倒し達成
自動車各社の9月中間決算が15日に出揃う。乗用車8社のうち5社が連結営業利益で最高を更新、業界全体として極めて好調な業績が持続している。通期業績予想では中期経営計画を前倒し、あるいは大幅な超過でのクリアが確実になったケースも相次ぎ、これらの企業では体質強化が想定以上のテンポで進んだことを示している。

【株価】GDPが成長、自動車が相場牽引
7−9月期のGDP実質成長率が市場予想を上回ったことで、景気の腰折れに対する過度の警戒感が後退。全体相場は5日ぶりに反発した。自動車株は全面高となりハイテク株とともに相場を牽引した。

【株価】全体は4日続落、自動車はほぼ全面安
国内景気の先行き不透明感が強まり、全体相場は4日続落。自動車株はほぼ全面安となった。

井田いすゞ社長、日野との協業に「価値はある」
いすゞ自動車の井田義則社長は13日の中間決算発表の席上、トヨタ自動車グループの日野自動車との関係について、バスなど既存の提携のほかに「トラック分野でも協業を進めていく価値はある」と述べた。

いすゞ、中期計画を1年前倒し達成へ
いすゞ自動車の井田義則社長は13日の中間決算発表の席上、2007年度(08年3月期)を最終年度として取り組んできた3カ年の中期経営計画が、1年前倒しとなる07年3月期で概ね達成されるとの見通しを示した。

いすゞ、通期営業利益は初の1000億円に
いすゞ自動車は13日、2007年3月期の9月中間決算を発表するとともに、通期の業績予想を上方修正した。中間期は国内トラック需要の減退が後ズレしていることや海外事業が好調。

いすゞ、大株主の三菱商事の出資比率が9.54%と減少
いすゞ自動車は、同社の大株主である三菱商事の出資比率が9.54%になったと発表した。

いすゞ業績好調で、期末の配当を増配へ
いすゞ自動車は、2007年3月の期末の配当を前年同期と比べて1円増配して1株当たり4円にすると発表した。

いすゞ中間期の連結決算、増収増益 ディーゼル規制特需が続く
いすゞ自動車が発表した2006年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比11.9%増の8247億円、営業利益が同52.2%増の576億円となり、大幅な増収増益となった。自動車NOx・PM法で代替えが進んだため。

【株価】利益確定売りに押され、さえない動き
9月の機械受注統計が市場予想を下回り、先行き不透明感から全体相場は3日続落。自動車株は主力株を中心に利益確定売りに押され、総じてさえない動きとなった。