軽自動車メーカーがまとめた11月の軽自動車車名別販売台数で、10月にフルモデルチェンジしたダイハツの『ムーヴ』が首位に立った。ムーヴは1995年8月に投入した初代から、販売台数トップとなったのは初めて。
CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの専門会社J.D.パワーアジア・パシフィックは、2002年軽自動車商品性評価(Automotive Performance, Execution and Layout、略称APEAL)調査の結果を発表した。それによるとホンダ『バモス』がトップとなった。
セダンをただきちんと造り込んだという意味で、『アコード』は地味です。ですが、その地味な作業をこれまでの日本のセダンがおろそかにしてきたこともまた事実。どこかで、だれかが始めないと始まらない。そのキッカケをようやく築いたという意味で納得できます。
不思議です。10月に発売されたばかりのクルマが、今年の頂点に立つクルマと評価されました。日産『フェアレディZ』やダイハツ『コペン』はいらない人には不要なものでしょう。しかし、今年の採点は納得できません。不満です。
ダイハツ工業の2003年3月期中間連結決算は、連結売上高が前年同期比4.2%減の4557億円、営業利益が同55.9%減の46億円、経常利益が同37.0%減の57億円となった。2期ぶりの減収、3期ぶりの減益となった。
新型『ムーヴ』は、環境性能の高さも売りのひとつだ。3気筒自然吸気モデルは「超-低排出ガス」車、ターボ車もすべて「優-低排出ガス」車の認定を受けている。また全車、2010年度新燃費基準に適合しており、低排出ガス車認定制度との同時適合により、税金が一律9000円減額される。
新型『ムーヴ』のインテリア・テーマは「くつろぎ、質感の追求、誰にでも使いやすい」。全てにわたってこれらが貫かれている。
新型『ムーヴ』は先代に続いて、マイルド系の「ムーヴ」とラジカル系の『ムーヴ・カスタム』の2種展開。ムーヴはコンパクトに見える台形、ムーヴカスタムは存在感のあるハコを意識している。
新型『ムーヴ』は小さなボディに大きな室内空間を持たせるため、軽自動車としては限界ともいえる安全構造が与えられている。
ダイハツ『ムーヴ』の思想、それは「メカミニマム、キャビンマキシマム」。3代目はこれらを基礎にダイナミックなデザインに仕上げられた。
新型『ムーヴ』にはDVDカーナビがオプションで用意される。このカーナビはマルチインフォメーション機能をオールインワンで搭載するという、軽自動車初の先進装備だ。
新型『ムーヴ』の室内空間の広さは、ボンネットを持つ1.5ボックス軽ミニバンのなかではトップクラスである。ホイールベースを2390mmと旧型より30mm延長し、室内長を1920mmと、旧型に比べて190mmも拡大している。
軽自動車という制約を超えたハイクオリティを追求した新型『ムーヴ』のエクステリアデザインは、質感の高さが売りだ。軽自動車はサイズが決まっているためボディの面が平板になりやすいが、ムーヴはそうした軽自動車の安っぽさからの脱却を目指してデザインされている。