
【新聞ウォッチ】GM、いすゞ株も売却へ、トラック再編加速
経営不振が深刻化している米GM(ゼネラルモーターズ)が保有するいすゞ自動車(発行済み株式の7.9%に相当する約9000万株)の株式の大半を売却する方針を固めたという。きょうの日経が1面トップで大きく報じている。

GMアジア・パシフィック・ジャパンの社長交代
ゼネラルモーターズ(GM)は、アントニオ・ザーラが4月1日付けでゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパンの社長に就任する人事を発表した。

【リコール】GMピックアップ90万台
GMではおよそ90万台のピックアップトラックのテールゲートケーブルに不備があるとしてリコールを発表した。対象となるのは1999−2000年モデルのシボレー『シルバラード』とGMC『シエラ』で、ケーブルの上に貨物が置かれると損傷する危険性が指摘されたため。

2006年モデルの オペル ベクトラ GTS を発表
ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパンは9日、2006年モデルのオペル『ベクトラGTS』を発表した。同日より全国87店舗のオペル正規販売店を通じて一斉に販売を開始する。

GM、年金制度を確定拠出型に変更
米ゼネラル・モーターズ(GM)は7日、07年1月1日付けで、ホワイトカラーの年金制度を、確定給付型から確定拠出型に変更すると発表した。

【池原照雄の単眼複眼】スズキ、GMショックの先に見える「自立」
スズキは米GMから株売却の申し入れを受けた。鈴木会長は、「ウチの株を売って、その程度のキャッシュが欲しいということなら、もう(GMは)終わりじゃないの」と、報道陣を煙に巻いていたが、様々なシミュレーションをしたはずだ。今回スズキが買い入れた自社株は、1年間そのまま金庫株として保管され、GMに買戻しの意向があれば応じる。ただ、相手の経営状態からその可能性は極めて薄い。自社株消却戦略も透けて見える。

「スズキとの関係は強固」GMワゴナー会長
GMのリック・ワゴナー会長兼CEOは、スズキへの出資比率を引き下げたことについて「GMとスズキの関係は強固であり、今後も提携関係を続けていく。今回の株式売却によって、GMは、これまで以上に流動資産を増強することとなる」とのコメントを発表した。

スズキ、GM以外との提携も
スズキの鈴木修会長は、今後GM以外との提携についえて「勉強させてください」と述べ、GM以外との提携に前向きな姿勢を示した。

スズキ、GMによる買戻しに期待
スズキの鈴木修会長は「取得した自己株式は1年間持っているから、買い戻すなら言ってくれと言っている」と述べ、GMの業績回復で再びGMがスズキへの出資比率の引き上げに期待感を示した。

「スズキ、GM大宇の株売却」は憶測報道、全株式の売却も全く無かった
スズキの鈴木修会長は、「GM(ゼネラルモーターズ)からはGMデーウ(大宇)自動車の話は全く無い。11%の保有は今後も続ける」と述べ、GM大宇との関係に変更は無いとの見方を示した。