アジアで最も早いモーターショーだけに日本より早く新型車が登場
昨年、日本の販売ラインナップから消えたホンダ『CR-V』。メインマーケットとなる北米においては昨年10月にフルモデルチェンジを果たし新型となる5代目が発表されたが、日本では新型になるのか。
タイの第38回バンコク国際モーターショー(バンコクモーターショー)が、3月27日のVIPデイから始まった。プレスデイが28日、一般公開は29日から4月9日まで。運営はグランプリ・インターナショナル社。
タイの第38回バンコク国際モーターショー(バンコクモーターショー)が、3月28日のVIPデイ&プレスデイから始まった。一般公開は29日から4月9日まで。運営はグランプリ・インターナショナル社。
メルセデスベンツがお金持ちの象徴であり、一般人にとってはあこがれの存在となっているのはタイでも日本と同じだ。タイの物価は日本よりも安いが、いっぽうでバンコクにおいては富裕層、すなわちクルマにお金をかけられる人は多い。
38回目を迎えるバンコク国際モーターショーの開催
昨年9月にアメリカでデビューし、北米カーオブザイヤーにも輝いた新型『シビック』が3月よりタイ国内でも販売が開始した。ショーが事実上の初披露でもあり、ホンダはかつてない規模でアピール。その甲斐あって新型『シビック』は会場でトップクラスの人気となっていた。
バンコクモーターショーではここ数年、BMWがトップを切ってプレスカンファレンスを開催する。そのBMWがプレスカンファレンスで見慣れないクルマがサプライズとして登場した。そのクルマが1950年代に生産された二人乗りの乗用車『BMW・イセッタ』である。
いすゞのSUV『MU-X』は、シボレー『トレイルブレイザー』と生い立ちを共にするが、昨年暮れの発表以来、新開発の1.9リットルターボディーゼルエンジンを核とした新訴求をスタート。低燃費とハイパフォーマンスを両立する“いすゞブルパワー現象”への評価は高かったようだ。
バンコクモーターショーには、地元タイの2輪車メーカーも出展している。今回はGPXレーシング、スタリオンという2つの地元メーカーが、ホンダ『MSX125』とカワサキ『Z125』と競合するスポーツモデルを公開した。
バンコクモーターショー16のスズキブースでは、ステージ裏手に隠れるように置かれていたモデルが気になった。『R150S BLACK HAWK』というのが車名らしく、どうやら発売予定の新型車のようだ。しかし説明はいっさいない。
バンコクモーターショー16でヤマハは、昨年末にタイで発売したばかりの『M-SLAZ』をベースにしたコンセプトモデルを展示した。これはタイの開発拠点で働くタイ人デザイナーのアイデアを具現化したものだという。
他の日系ブランドと異なり、カワサキは実用モデルや小排気量のスポーツモデルをほとんど持たない。バンコクモーターショー16でも、これまで通り中~大型モデルをメインに展示するのは変わらないように思えた。
ホンダはバンコクモーターショー16で多数のコンセプトモデルを公開。アンダーボーンフレームのモデルは『スーパーカブ』に絞り、このシリーズだけで合計4台のコンセプトモデルを展示した。
ホンダはバンコクモーターショー16で、何台ものコンセプトモデルを公開した。スポーツモデルでは300ccクラスのカフェレーサー、『300TTレーサー コンセプト』が初公開となった。