三菱重工業と三菱自動車工業の次世代環境技術をめぐる連携が強化されている。筆頭株主であり、持分法適用会社でもある自動車の経営支援に重工の技術力を投入するとともに、重工の自動車ビジネス拡大も狙うという一挙両得の事業戦略だ。
三菱重工パーキングはこのほど、建設費を抑制しながら地下空間の高度利用を可能にした新タイプの機械式地下駐車場『セルパーク(Cell Park)』を開発し、営業活動を開始した。
三菱ガス化学など9社は、次世代クリーン燃料として期待されているジメチルエーテル(DME)の普及促進を目的として製造合弁会社「燃料DME製造」を設立する。
豊田通商、三菱ガス化学、伊藤忠商事、石油資源開発、太陽石油、トタルDMEジャパン、日揮、三菱重工、三菱化学の9社は、次世代クリーン燃料として期待されているジメチルエーテル(DME)の普及促進を目的とした製造合弁会社を設立する。
三菱重工業は、機能を絞ることで低価格化を実現したアンテナ分離型ETC車載器『MOBE-7EX』を2月1日から発売する。
国際格付機関のムーディーズ・インベスターズ・サービスは7日、三菱重工業の無担保長期債務格付けBaa1の見通しを「安定的」から「ポジティブ」に変更した。
三菱自動車は、国内販売体制改革を推進するため、11月1日付で国内営業統括部門の組織改正を実施すると発表した。
三菱重工業は東京ビッグサイトで開催された「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2006」でユニークなロボットを展示した。防災支援ロボット『MHI MARS-G』がそれで、同社の原子力事業本部が開発したものだ。開発費は約3000万円。
「国際物流総合展2006」(12日−15日、東京ビッグサイト)には数多くのフォークリフトが出品されていたが、来場者の注目を浴びていた1台が三菱重工のハイブリッドフォークリフトだ。
三菱重工業は、ディーゼルエンジンの需要が高まっているのに対応して小型ターボチャージャーの生産能力を現状の年間300万台から2割強増強し、2007年度上期までに年間360万台の生産体制を構築すると発表した。
三菱自動車と三菱重工業は、欧州輸出車向け次世代ディーゼルエンジンを共同開発していくことで合意したと発表した。基本契約を締結後、本格的な開発に乗り出し、2010年の量産化を目指す。
三菱重工業は、薄型ボディにカード抜き忘れ防止機能や累積利用金額通知機能などを採用したアンテナ分離型ETC車載器を7月下旬から発売すると発表した。
三菱自動車は、三菱重工業が三菱自動車の優先株式を普通株式への転換を進め、出資比率が15%を超えたことから持分法適用の連結会社になったと発表した。東京三菱銀行を含む三菱グループ3社の出資比率は34%となった。
三菱重工が保有する三菱自動車の優先株の一部を普通株に転換して、三菱自への出資比率を15.54%に引き上げたという。これで三菱自は重工の持ち分法適用会社になり、05年度下期から三菱自の業績が重工の連結決算に反映される。
三菱自動車は、同社の第3位の大株主だったフェニックス・キャピタルが運営するファンドが三菱自の株式約5億2500万株をJ.Pモルガン・セキュリティー・リミテッドに売却したとの報告を受けたと発表した。