2005年春、G-BOOKは新たなステップに踏み出した。日産・カーウイングス、ホンダ・インターナビと同じ"第三世代"に駒を進めた新生「G-BOOK ALPHA」は、何を目指すのか。"ミスターG"ことe-TOYOTA部の友山茂樹部長に話を聞いた。
自動車関連のテレマティックスの分野で世界で2番目の規模を誇るアメリカのATX社が、ディーラー向けのリアルタイムテレマティックサービスの開発を完了した、と発表した。
iPodに対応するのはカーナビ(HDM-555)だけではない。オーディオヘッドユニット(センターユニット)についても、専用インターフェイスを介せばiPod接続が可能だ。フルドットFL管を備えたモデルでは日本語表示もできる。
ケンウッド『HDM-555・HDDスマートNavi』のエンターテイメント機能はiPod連携だけではない。内蔵されたドライブによるDVD再生機能についも、他社製品にはないトピックがいくつかある。
前席はラジオ、後席でDVDを楽しめる環境「ZONE×ZONE(ゾーンバイゾーン)」を実現。塚田氏は、「飛行機のように各シートで、各エンターテインメントを楽しみたいというところから始まったコンセプトがZONE×ZONEで、ゆずれない機能だった」と強調した。
メカ部ではMEX-R1では、従来のシャーシ「Drive-S」をさらにグレードアップした最新シャーシ「Drive-S HX」を採用。Drive-S HXでは、専用にチューニングされたコンデンサを装備したことで、信号の安定化と高効率な伝送を可能にしているという。
『MEX-R1』はソニーのカーナビゲーション『XYZ』と組み合わせることで車内エンターティメントが完成するよう商品企画されている。他社はDVD再生機能がカーナビにも付いていることが多いが、塚田氏は「MEX-R1はDVDを観たり、CDを聞いたりするための専用のプレーヤーで、画質面、音質面で有利」という。
MEX-R1のポイントは、家の中でDVDレコーダーで録画したディスクも、クルマの中でシームレスに扱えるようにしたということ。車載機では初となるCPRM(デジタル放送録画ディスクの再生)に対応し、DVDレコーダー(ソニー製品で言えば「スゴ録」)で撮ったデジタル放送の番組をそのまま再生できるのだ。
ソニーは、車載初のDVDマルチレシーバー『MEX-R1』を3月上旬に発売した。DVDレシーバーとは、DVDプレーヤー、ラジオチューナー、アンプを一体にした製品のこと。価格は4万4100円。地上デジタル放送の録画ディスク再生に対応していることが特徴。
トヨタのオンライン車載情報サービスの「G-BOOK」は、4月1日より利用料金を改定した。事務手数料が無料になり、利用料も10%−30%安くなった。