ダイムラークライスラーブースでは、同社が研究開発を進める車車間通信のデモンストレーションが行われていた。車車間通信によって、前方の状況を後方に伝達し、それによって渋滞回避や、緊急車両の通過を円滑に伝達しようというものだ。
首都高速道路公団では、回数券の偽造対策として回数券制度の抜本的な見直しを図ると同時に、その代替案として新たなETC割引を期間限定で導入することを決定した。
一部の雑誌で、ETC車載器のセットアップデータのうち、実際の料金所通過に必要なデータはごく一部のみで、多くは不要だろうという趣旨の記事が報道された。それに対して、道路システム高度化推進機構(ORSE)の考えが発表された。
日本道路公団の高速道路で実施されている「社会実験」の詳細を、日本道路公団のインターネットサイトで公開中。それを見ると、全国各地で様々な試みが行われていることが判る。
ITS世界会議のホンダブースでは、『インスパイア』を模した4輪、中型スクーターを模した2輪、そして電動車いすの『モンパル』の各種シミュレーターが設置されていたが、このすべてで「車車間通信による衝突防止」が体験できるようになっていた。
首都高川口線上り新郷料金所のETC専用レーンが10月9日にETC機器への車両接触事故のために利用できなくなっていた。ようやく10月22日17時に復旧した。
トヨタショーケースでは開発中の技術も展示された。その中でも特に将来有望な技術だと感じたのは、1秒後に自車が到達しているであろう前方の未来位置にレーザー光を照射し、それを「バーチャルな触覚」として利用するという“路面描写”という技術だ。
19日から開催されていた『ITS世界会議愛知・名古屋2004』は22日、ポートメッセなごや内のセッションスタジアムで閉会式が行われ、これをもって4日間に渡って行われたすべての会議を終了させた。展示会については週末24日まで開催された。
ITS世界会議愛知・名古屋2004組織委員会は21日、中部地方を直撃した台風23号によって中止となった各種セッション、テクニカルツアーなど、参加するために費用が発生した案件についての対応策を発表した。
ITS世界会議の会場となったポートメッセなごやへのアクセスルートにあたる「あおなみ線」を運営する名古屋臨海高速鉄道が、台風23号の影響による世界会議中止を知らずに会場入りした参加者に対して、運賃全額返還の便宜を図っていた。