国土交通省道路局より、年末年始、12月31日から1月6日までのETCの普及状況・利用状況の速報版が発表された。それによると、全国のETC利用率は、前週の25.5%に比べ約2%ダウンの23.7%だった。
公団別に見ると、日本道路公団が23.2%(前週25.6%)、首都高速道路公団が29.2%(前週29.4%)、阪神高速道路公団が19.1%(前週19.6%)、本四連絡橋公団が24.3%(30.5%)となった。
ETCの利用率が減少した理由は、普段高速道路など有料道路を利用しないETC非装着車も高速道路を利用したことが考えられる。
また、1日の平均ETC利用台数も、前週の187万8000台に比べ、約47万台ダウンの144万400台だった。
公団別に見ると、日本道路公団が103万6600台(前週136万台)、首都高速道路公団が25万2200台(前週32万7700台)、阪神高速道路公団が12万4500台(前週15万9000台)、本四連絡橋公団が2万7100台(前週2万9400台)と、軒並み減少していた。
期間中の通行総台数も前週が全国で約735万台だったのが約609万台となり、100万台以上も減少した。調査週が年末年始の長期休暇時期にあたったことと、12月31日に関東地方などで雪が降り、各地の高速道路で通行止めが発生したことが、通行総台数を減少させた理由のようだ。