パナソニックのブースでは、3サイズのHUDが並べて展示してあった。そのうち最小のものは、20日に発売されるストラーダ用のHUDユニットだった。
NECは、自動車や歩行者、自転車などの対象物を検出して、それぞれの距離や速度、移動方向を同時に理解する技術を参考出展。単眼カメラでステレオカメラ並みの精度を実現しているという。
第20回ITS世界会議東京2013は10月18日、5日間の会期を終え、閉幕した。自動運転やビッグデータなどをテーマに60か国以上の自動車および部品メーカー、情報関連企業が出展。参加者は一般来場も含め1万6900人と当初目標の1万人を大きく上回った。
三菱重工業は、マレーシアのITS(高度道路交通システム)関連企業であるタッチアンドゴー、クアトリズの2社と、同国でのITS事業推進で協業していくための覚書(MOU)を締結した。
今年のショーケースでは、総務省が車車間通信(V2V)向けに割り当てた700MHz帯を利用した機器やソリューションを見ることができる。パナソニックのブースでは、これを車どうしだけでなく、歩行者にも広げた技術を展示していた。
ITS世界会議にホンダは、車と車、四輪車と二輪車、車と道路インフラ、車と人など、通信技術を利用した相互コミュニケーションによる安全運転支援技術や交通支援システムを紹介した。
ITS世界会議 10月17日のエグゼクティブセッションでは、欧州を中心に需要が高まる道路通行料金の徴収システムに、GNSS(Global Navigation Satellite System)を利用する各国の取り組みが紹介された。
アイシンのブースでは、ゲーム機のようなシミュレーターが3台設置されている。そのうち1台は6軸制御が可能な、まさにゲーム機のようなマシンだ。同社は、これで自社製品の技術や次世代カーのコンセプトを体験してもらおうという趣向だ。
ITS世界会議において、パナソニックは「anytime, anyone, anywhere」をキーコンセプトに、EVソリューションからレーダーセンサー、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、道路管理システムといった多岐にわたるITS関連技術/ソリューションを展示している。
日本ではあまりなじみのないトムトムだが、グローバル展開する同社ならではのビジネスでブースを出展していた