ITS世界会議2013では、既に販売されている車両や開発車両の技術を紹介するデモンストレーションが行われ、ホンダは『アコードハイブリッド』に採用された、車線に合わせてステアリング操作をアシストする「車線維持支援システム」を紹介した。
ホンダが「ITS世界会議2013」でデモ公開したのは、車車間/路車間通信を併用する「協調型自動運転」と、ショッピングなどでの利用を想定した「自動バレーパーキング」の二つ。いずれも決められた枠内でのデモ走行となったが、ホンダの自動運転への姿勢を見ることができた。
パイオニアが「ITS世界会議2013」で出展し、注目されたのが現行サイバーナビに搭載されて話題を呼んだ、「スマートループ・アイ」の能力を拡大活用させる『次世代のスマートループ・アイ』だ。
ITS世界会議2013では、既に販売されている車両や開発車両の技術を紹介するデモンストレーションが行われ、ボルボは『V40』の高度運転支援システムの「アダプティブ・クルーズ・コントロール」などを紹介。将来的な自動運転へ繋がる技術の実力を確認することができた。
ITS世界会議2013、ボルボは『V40』の縦列駐車支援システム「パーク・アシスト・パイロット」を使ったデモをおこなった。既に販売されている車両や開発車両の技術を紹介するこのデモンストレーションでは、人間顔負けの駐車技術を体感することができた。
富士通テンは「ITS世界会議2013」の富士通ブースにおいて、スマートフォンなどのデバイスを使って、自由に視点を変えながら車両周辺の映像を確認できる「リモート全周囲モニター」を参考出品。離れた場所から車両周辺が確認できるセキュリティシステムとして役立てる。
ゼンリンの100%子会社であるジオ技術研究所は、ITS世界会議2013で3Dグラフィック技術によって高度な地図描画を実現した3Dレンダリングミドルウェア「WAREM」を出展。直近から遠方までを1画面で表示させて、より利用用途の高い地図描画を見ることができた。
「ITS世界会議 東京2013」では試乗体験できるショーケースが数多く用意されている。その中で、既に一部エリアで運用されているDSSSの進化させた『次世代DSSS ~路車間通信による安全運転支援システムの体験~』のトヨタ車によるデモ走行に試乗した。
ITS世界会議に、日立グループは、展示ブースで公共インフラを中心する「スマートモビリティ」の実現に向けた、ITSアプリケーションとテクノロジーを紹介した。
国際社会における標準化の動きはますます加速している。電波周波数の割り当てについても国際的協議による世界標準が定まりつつある。