ホンダは、5人乗り量産ガソリン車として世界最高の燃費を実現した実用的なセダン『シビック・ハイブリッド』を14日から発売する。注目の価格は209万円で、トヨタ自動車のハイブリッドカー『プリウス』よりも9万円安く設定した。
2004年には販売が始められることになっている燃料電池車だが、現在のポイントは燃料電池そのもののコストをいかに下げられるか。また燃料電池の燃料を水素にするか、ガソリンにするか、エタノールなどを使用するか、ということも開発競争の焦点となっている。
トヨタは12月20日に『ヴィッツ』をマイナーチェンジすると伝えられるが、主力グレードの1.0リットルエンジン「F・Dパッケージ」を、装備を充実させながら2万円値下げするなど低価格政策を打ち出して拡販攻勢をかける方針だ。
編集部が独自に入手した情報によると、ホンダは12月21日に発表・発売する『キャパ』の後継モデルである『モビリオ』の価格を決め12月上旬から予約受注をスタートさせている。
フォルクスワーゲンは来年春発売予定の、同社にとって初の高級車の車名を『フェートン』と発表した。従来はプロジェクト名の『D1』で呼ばれていたもの。このクルマが作られるドレスデン工場の開所式で発表された。
ホンダ『雅閣』(アコード)が人気なのはわかる。広州本田(中国人民は愛着を込めてホワン・ベンと呼びます)が生産しているからだ。しかし、豊田(フォンティエンと読みます)『佳美』(カムリ)は少数が輸入されているにすぎない。
フランスのシトロエンが参加する東風汽車は、中国3大メーカーのひとつ。しかし、このところ長春第一と上海大衆のVW連合(一汽大衆)の勢いがものすごく、東風としても存在をアピールしなければならない。そこで、シトロエンの小型ミニバン『ピカソ』を中国で生産することになった。
まだ中国が経済成長を実現する前、80年代にこの国の自動車市場に目を付けたのはドイツのフォルクスワーゲン(VW)だった。当時は米ソ冷戦の真っ最中であり、中国も計画経済が国の基本だった。