イギリス人若手ドライバーのジャスティン・ウィルソンが来季ミナルディからデビューする可能性が濃厚になった。2001年のF3000のチャンピオンとなったウィルソンはこれまでもジョーダンやミナルディでF1テストに参加してきた。
2002年シーズン終盤もアレックス・ユーンの代役としてF1デビューするのではと見られていたが、その障害となったのが彼の身長。6フィート3インチ(約188センチ)の長身はミナルディのコクピットには収まらなかったため、せっかくのチャンスを生かすことができなかった。
しかしポール・スットダート代表は「ジャスティンは2003年のスターになると同時に将来のウィナーとなることを確信している。キャリアも申し分ないし、彼は心からF1に乗りたがっている。しかし彼が本当にドライブしても大丈夫なのかどうか確かめる必要がある。メルボルンの開幕戦で10周走った後にダメだと分かっても遅いからね」
「しかしフォーミュラ・パーマー・アウディやF3000でチャンピオンになった彼に身長が原因でF1のチャンスがもらえないなんてことはおかしな話だ」と語るなどウィルソンの才能を高く評価。先日シートフィッティングも行われ、身長の問題は無事に解決されたようだ。