親子3世代の絆をつなぐハッピークリエイターベースで、絶対的ベストファミリーカー、それが5代目となるホンダの新型『ステップワゴン』のグランドコンセプトだ。
女性仕様車?男子禁制?そんな打ち出し、評判は何のその……である。MINIやフィアット『500』がそうであるように、オトコが乗ってもまったく問題なし(ピンクなら妻か娘のクルマという顔をすればよい)、こだわりと癒し感が心地いいコンパクトカーだ。
やっとのやっと。量産型『ロードスター』をワインディングで乗る機会がやってきた。しかも梅雨の合間のドビーカンだ。
昨年のスズキ自動車の調べによると、『アルトラパン』の女性ユーザー比率は、何と90.2%。ここまで女性ユーザー比率の高いクルマを僕は知らない。そこで、今回のモデル開発にあたっては女性のワーキンググループが大いに活躍したという。
“原点回帰”が「S」のコンセプトだそう。マニュアルエアコンの3連ダイヤルが黒色の樹脂で簡素というかストイックに思えるのは、先行量産車試乗時の印象と変わらない。
『ステップワゴン』がフルモデルチェンジを受け、1.5リットルの直噴ターボ仕様エンジンを搭載するとともに、「わくわくゲート」と呼ぶ自在なバックドアを採用して登場した。
スバルが昨年リリースしたステーションワゴン『レヴォーグ』が4月、デビューから1年を待たずして最初の改良を受けた。その改良モデルをテストドライブする機会があったのでリポートする。
日産『エクストレイル ハイブリッド』は過去に追浜のテストコースで試乗した。その時もっとも痛烈に残った印象感は、エクストロニックCVTにステップ制御が入れてあり、高回転域ではステップATよろしく変速することだった。
フロントフェンダーの峰の裾野付近の“映り込み”が、後方に流れては前方に踊るように反転していく。かように、自分なりのペースでいかような走らせかたをしても、スポーツカーを走らせていることの楽しみを味わわせてくれる。
そのオレンジ色のボディカラーはきっと夕焼けに似合うはず。ほとんど思いつきのまま、クルマを走らせた。向かうは西。夕陽の沈む西だ。