高級セダンにヒケを取らない上質な乗り心地や静粛性、走行性能…それがら発売直後のユーザーからの評価点として高かったという。まったくその通りで、ユーザーの期待に応える商品性の高さは、改めて実感するところ、だ。
カスタムカー風の内外装をコンセプトとするホンダの軽トールワゴン『N-BOXスラッシュ』を600kmほどドライブさせる機会があったのでリポートする。
ミニバンというより、もはや3列シートの実用セダン…暫く試乗しながらジワジワと実感するのは、そういう印象だった。
軽自動車と並んで日本の自動車市場では重要な位置づけとなっているのが5ナンバーサイズのミニバン。各社がそれぞれ特徴ある車種を展開しているが、ホンダは新型『ステップワゴン』にダウンサイジングターボエンジンとアイディア満載のバックドアを採用してアピールしてきた。
軽キャブオーバーの覇者スズキ『エブリイワゴン』が、今年2月、ほぼ10年ぶりとなるモデルチェンジを果たした。前モデルよりも室内超をさらに拡大し、動力性能も高めたその走りはまさに“軽ミニバン”と呼ぶに相応しい。その著しい進化ぶりをレポートする。
試乗車は『WRX STI』のベースモデル。メーカー装着オプションの大型リヤスポイラーを備えるも、ビルシュタイン製ダンパー、BBSアルミホールが省かれるのが「Type S」との違い。車載のスペックシートに記載の車両重量は1500kgちょうどになっていた。
横から指で押しても倒れそうにない安定感のあるスタンス。新幹線の先頭車両のような、面取りで丸みを帯びたノーズと四角いキャビンの機能的な組み合わせ。意外にも…の前進感。5ナンバーながら全体に破綻なく気持ちよくバランスのとれたルックスが、まずいいと思った。
「エグゼクティブラウンジ」は『アルファード』のフラッグシップ。車両本体価格は実に700万円超で、オーナーカーとして選ぶなら、上級セダンと渡り合える、まさにに“高級乗用車”の領域だ。
攻めに回った新しいマスク。ここ最近のトヨタ車のフェイスリフトモデルのなかでも、トガり過ぎず、しかし『カローラ』として十分に挑戦的なマスクは、なかなかクールな印象で悪くない。
試乗した「XD プロアクティブ」は新設定グレード。ベースのXDに安全関連の機能、装備がひとまとめになった「セーフティクルーズパッケージ」が装着可能となったものだ。