『WRX S4』 はちょうど1年ほど前に登場したばかりのモデル。というわけで今回は、基本的に大きなモデルチェンジを施しているわけではないが、着実に商品性を向上させていることが実感できた。
何年ものときをかけて向上し続けたクルマの走行性能。それらに加え、感じさせてくれる守られ感や、運転がうまくなったんじゃないかと気持ちよくさせてくれる感覚。こうしたプラスαの付加価値がいい意味で削ぎ落とされカタチを変えた。
『ランドクルーザー プラド』が改良を受け、 これまでのV型6気筒4.0リットルのガソリンに代えて、新世代のクリーンディーゼルエンジンが搭載された。
『ゴルフ』に続きMQB(次世代プラットフォーム)をベースに開発された新型『パサート』。
FR、ああFR、FR。と、くだらない一句を詠んでいる場合ではないのだが、ハンドルを切った瞬間に「うひー!」と声が出るくらいFRを感じちゃったんだからしかたない。
スバル『インプレッサ スポーツ』にハイブリッドモデルが追加された。スバルが初めてハイブリッドモデルを投入したのが2年前。その後、そのシステムを熟成させ、今回のインプレッサスポーツハイブリッドに発展したものだ。
実際のボディサイズはひと回り大きい。けれどE30の頃の『3シリーズ』の、あのコンパクトでシャンとしたスポーティな走りの味を連想させれくれるのが、FR系の今の『2シリーズ』だ。
いよいよアウディにも3気筒エンジン登場! しかしこのパワフルさがアウディらしいところで、95ps/160Nmの数値とは思えないほどの威勢の良さは、結構気持ちイイ。
軽快、パワフル、なめらかな乗り味。まるで洗練されたセダンのような持ち味を、そのままMPVに詰め込んだ…そんな仕上がりぶりにホロリとさせられた。
焼いてもらったピザの箱は膝の上、食料品の入ったエコバッグは足元の隙間にどうにか詰め込んで…。そんな過酷な状態でもスーパーからの帰り道に助手席に座ってもいいという、理解のある家族がいるなら、『S660』の実用性は決して0%ではない。