キレキレの6MTに対し、かなりマイルドな印象になるCVTである。「β」というのも理由のひとつ。「α」はステアリングが本革なのに対し、βはウレタンタイプなので、握り心地がわずかに太めでソフト。握ったとたんに、気合がほんのちょっとゆるむ感じがする。
それはいかにもファミリー層向けの3列7人乗りのモデル。BMWもこんなクルマを作るようになったんだなぁ...というのが正直偽らざる感想だった。それが『アクティブツアラー』から派生した3列シート仕様の『グランツアラー』である。
ベースの『A1』の軽やかな走りもなかなかのもの。けれど『S1』は、派生車というよりも、スペックも走りもまったく違う“格別の俊足スポーツカー”に仕上げられている。
デザインについては、もう文句なしのかわいさ。これはいわゆる、きゃりー・〇みゅ〇みゅの世界に近いものがあり、オジサマにはちんぷんかんぷんでもわかる人にはわかる。
奇抜なカタチとボディサイズ。本格派SUVと、デザイン的には『Sクラス』から脈々と息づく手法を取り入れたクーペとのクロスオーバーカーです。
「ハイブリッドないの?」ってディーラーに来る人が多いんだそうな。だから、メーカーもとにかくハイブリッド車を設定しようとする。けれど、ユーザーも「わーい、ハイブリッドだ。燃費いいんでしょ?」って、ぱくっと食いつく前に吟味していただきたい。
『Q3』のクワトロモデルは2リットルターボを搭載し、チューンの違いで180psモデルと200psモデルがある。試乗車は前者で、これにオプションの「Sラインパッケージ」を装着、内装、外観、足回りが、標準車と異なるスペックになっていた。
フランスの自動車メーカー、プジョーが往年の名ホットハッチ『205GTi』誕生30周年を記念してリリースしたスペシャルモデル、『208GTi 30thアニバーサリーエディション』で460kmほどドライブする機会を得た。
日本市場におけるVWのフラッグシップモデル、『パサート』が8世代目に生まれ変わった。大きな変化としてはプラットフォームがモジュラー型のMQBに変化したこと。エンジンは1.4リットルTSIで、従来と同じかと思いきや、こちらも新設計ということだ。
思えば最初の『X5』には「BMWがSUV? 本当に!?」と驚いたもの。けれどBMWからMPVが登場しても平然と受け止められたのは、そういう時代だからか? 着々とバリエーション拡充も推進しており、一過性では終わらせないつもり、のようだ。