5ドアのボディにルーフレールやオーバーフェンダーを装着するなどして標準モデルとの差別化を図っている。ただ、パッと見で分かるような違いではないのがフォレスターのような別モデルではなくインプレッサXVということなのだろう。
日産『エクストレイル』のクリーンディーゼルに待望のAT車が追加された。それも最新鋭の6速ATが組み合わされた。
手ごろな価格とボディサイズ、十分な室内空間に、フレキシブルにアレンジできる2列目シート、そして両側スライドドアと、1台の中にいろんな要素を集約したクルマ。
仕立てかたが巧い。フェンダーアーチモール、ルーフレール、専用バンパーなどは、いわゆるクロスオーバー風。だが注目したいのがルーフスポイラーだ。
『インプレッサ』がハッチバックになったことには納得していたけれど、インプのSTIはやっぱりセダンが似合う。獰猛なスタイリングがいかにもSTIらしくていい。
後輪駆動で、背が高くて室内が広く、斬新なインパネを持つなど、先代『エルグランド』のあの雰囲気が好きだった筆者にとって、新しいエルグランドを最初に目にしたときは、実のところちょっと“残念”という印象のほうが大きかった。
上級ミニバンの市場を切り開いてきた『エルグランド』が久々のフルモデルチェンジを受けた。今回のモデルではFFの基本プラットホームを採用し、パッケージングを大きく変更してきた。
世界戦略車として文字通りのフルモデルチェンジ。日産にとっては、電気自動車と並んで社運を賭けたプロジェクトといってもいい。タイ製であるということよりも、グローバルモデルに進化したという点で、良いところと悪いところがハッキリ出てしまった。
日本のミニバンで、走りを真面目に解決しようという姿勢を見せているのは、今やマツダだけなんじゃないかと思う。それも一時期のひとりよがりなキビキビ路線を放棄して、もう少し一般ウケする方向にシフトしてきた。
ディーゼルATは、欧州仕様の『エクストレイル』には昔からあった。でも2年前に基本が同じ兄弟車『デュアリス』に乗った印象はイマイチだった。