スズキの新型軽自動車ハスラーは、軽自動車の枠を飛び出したクルマに仕上がっていた。
『CR-V』だけとなっていたホンダのSUVラインアップに新たに追加されたモデルが『ヴェゼル』だ。
昨年12月にマイナーチェンジを受け、35.0km/hという驚異的なJC08モード燃費を実現した『アルト エコ』を試乗した。
東京モーターショーで話題となったスズキの新型軽自動車『ハスラー』。52馬力の自然吸気仕様は、普段使いで十分な性能を持っていた。
試乗車は『N-WGN』の標準車に設定される「Gターボパッケージ」という仕様。外観ではブレードシルバー塗装の14インチ専用アルミホイールを装着し、フロントグリルも中央に通風口が開いた専用デザインとなる。
ライフスタイルに合わせた用品、アクセサリーが豊富に揃うのも『ハスラー』の特徴。「クルマの開発段階から実際にあるクーラーボックスをモジュールに使い勝手を検討するなどして考えた」(スズキ)というコダワリのアイテムばかりだから注目だ。
目下、店頭でも抜群の集客力を誇るという『ハスラー』。オフロードバイクから転じて、新しいタイプのSUVとしてその名が復活することとなった。
最初にネガティブを吐き出しておこう。まず、後部座席が狭い。セダンというからには、後ろに人を乗せるはずなのに、座面のちゃちさはなんなんだ。
マツダのデザインは、波にのっている。国産車が苦手な色気の出し方がすごくうまい。昼間見るときはもちろんだが、夜、都市の灯りのなかにたたずみながら自らも発光している姿は、思わず目をとめてしまう。
軽自動車の世界で厳しい燃費競争を展開しているスズキは登録車のスイフトにも新しい低燃費技術を投入してきた。デュアルジェットエンジンと呼ぶインジェクターを2個装着した新エンジンがそれで、FF車の燃費を従来に比べ一気に20%以上も向上させ、26.4km/Lを達成した。