【日産 エクストレイル 20X 試乗】実用・機能そのままに進化と洗練を実現…島崎七生人

試乗記 国産車
日産エクストレイル20X
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ラギッド(武骨な)だった持ち味を先進&スタイリッシュ方向に。ただし実用性・機能性は犠牲にしない。新型エクストレイルの打ち出しは明確で、事実、そのように仕上げられている…と思えた。

スタイリングは実にイカしている。物腰柔らかく、しかししっかりメダルをとりに行く今時のアスリートのよう…といえばよいか。路上では後ろ姿の個性がやや薄いかな…とは感じるが、押し出し感を抑えたシャープな顔まわり、なめらかで気持ちのいい面で構成されるボディなどがよく、ここ最近の日産車中、別格のカッコよさ、センスのよさだ。

インテリアも相当センスがよい。ゴツゴツ感を一切排除、クリーンで落ち着いたデザインだ。ディンプルパターンのシート表皮が滑りにくい。意外なのは、運転席からフードが視界に入ることと、後席スペースがまるで四角かった先代の室内のよう、あるいはそれ以上の広さ、ゆとりだということ。実用と機能はそのまま…が有言実行されている。ラゲッジフロアも表面が滑りにくく、例によって、高さや仕切りを自在にセットできる工夫が盛り込まれる。

走りは、従来型の素朴だがSUVらしい懐の深さ、ポテンシャルの高さがより洗練されたイメージ。ごく短時間の試乗につき詳細は追ってご報告したいが、現代的なSUVらしいスムースな乗り味を示していた。エンジンは今のところ2リットルのガソリン(147ps/21.1kgm)のみだが不足はなく、レギュラーガソリン仕様というのがポイントだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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